賃貸マンションの自主管理が大変な理由|オーナーにかかる負担とは
専門的な技術や知識が必要
賃貸マンションを所有している方にとって、管理を自分で行うのか、委託するのかは悩ましい問題です。
それぞれにメリットやデメリットがありますが、やはり賃貸マンションの管理に関する業務は多岐にわたっていて、専門的な技術や知識も必要となります。技術や知識をもたないまま漠然とマンションを運営していくと、トラブルが起こったり、空室が多くなったりする原因になるでしょう。
マンション管理の専門知識や技術を勉強するのは一朝一夕でできることではなく、ほかに本業を持っている方には負担が大きいのです。
住人トラブルなどの対応
賃貸マンションでは、さまざまな住民トラブルが起こるものです。生活音や子どもの声などの騒音問題、ベランダで喫煙している隣人に対する苦情、ペットに関するトラブルなどがあります。さらにゴミ出しのルール、駐車場や駐輪場に関する揉め事が起こることもあるのです。
こういったトラブルに対して、問題解決にあたるのは管理者ということになります。自主管理をしている場合、トラブルを一手に引き受けなければならないので、そのストレスは大変なものでしょう。
自身の高齢化問題
賃貸マンションの管理業務は、入金状況管理や滞納催促、入居や退居に関する手続き、住民トラブルの対応だけではありません。
日頃の清掃作業や建物の修繕・点検などといった体力的にも大変な業務が多くあるのです。体力に自信がある方でも、年を追うごとに若い頃のようには体が動かなくなることがあります。体力がある若い頃は、自主管理でうまくいっていたとしても、高齢になってくるとスムーズに業務が進まなくなってくる恐れがあるのです。