北海道のマンション管理前に知っておきたい「雪」の怖さ

北海道のマンション管理前に知っておきたい「雪」の怖さ

建物の屋根から雪の塊が落下

北海道はその気候から日本有数の年間の積雪日数を誇っており、冬場には多くの雪が屋根に積もります。

マンションなどの住居の屋根に積もった雪は、落雪するリスクがあります。落雪して真下を走行している車がへこむアクシデントもあり得ます。また、隣家の屋根の雪が落ちて自分の家の塀や壁にダメージを与えたり、逆に自分の屋根からの落雪により第三者がダメージを受ける場合も想定されます。

落雪は気温の上昇とともに発生の確率が高まりますので注意しましょう。

車が雪に埋没

一晩で大量の雪が降り積もり、駐車場に停車してあった車が雪に埋もれてしまうというケースも珍しくありません。

最初は積もるような気配がなくても、数時間で一気に雪が積もる場合があります。車が雪で埋没すると、除雪作業をするまで車を利用できません。

それ以外にも、雪の重みで車が傷んでしまう場合もあり、降雪には注意が必要です。仮に積雪で車が傷んだ場合、駐車場貸借契約において除雪義務を誰が負うのかなどが重要な争点となり、仮に貸主が除雪義務を負う場合は、利用者から損賠賠償の請求を受ける可能性もあります。

空き家・倉庫などが崩壊

長年放置している空き家や倉庫などは古い建築物が多く、少しの雪でも重さに耐えられず倒壊・崩壊のリスクが高くなります。雪は柔らかそうな外見とは裏腹に、積もるとかなりの重量になります。

雪の重みで空き家や倉庫が崩れ、もし隣家や通行人に被害が出れば、所有者の責任が問われる場合があるので何らかの雪対策をしておくことが必要です。

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